平成21年6月15日(月) 

学校長 様 

国語科・研修担当者 様

 

「鍛える国語教室」研究会(通称,鍛国研)空知ゼミ  

代表 柳谷直明(歌志内市立歌志内小学校)  

 

 

 

16回国語修業講(旭川会場)の御案内

国語科新教育課程に位置づける習得型,活用型の授業提案

 

 

 

いよいよ移行措置2年目を迎えます。各学校では,新教育課程編成計画を作成する準備を進めているところでしょう。しかし現場では,免許更新,移行措置,活用・探究型の授業づくりと日々多忙を極めています。したがって,思うように準備が進んでいないのが現状ではないでしょうか。でも,どんなに多忙であっても,目の前の子ども達全員の学力形成を保障する授業が最も重要です。そこで今年度も,授業力向上を目指した研修会を企画しました。

平成196月,学力の要素が学校教育法第30条に明示されました。以下の3点です。

 1 基礎的な知識及び技能。2 課題を解決するために必要な思考力,判断力,表現力その他の能力。3 主体的に学習に取り組む態度。

 経験主義が系統主義か。個性重視か詰め込みか。戦後,日本の教育は振り子のように主義・主張に揺れてきたと言えるでしょう。しかしここで,上記のようなバランスよい学力観が明示されました。1は「習得させる」内容であり,2は「これらを活用して」育む内容です。3はそれ等に取り組ませるための態度を「養う」のです。

 ところが国語科では,一体何を「習得」させるのでしょうか。国語科では,「習得」させる「基礎的な知識及び技能」が不明です。そこで鍛国研では,習得させる「基礎的な知識及び技能」を「学習用語」と呼び,「学習用語」を明示・指導する授業を提案しています。「学習用語」が「知識」で,その行為化が「技能」です。「学習用語」を「習得」させ,その「活用」で言語活動が充実するのです。その結果「思考力,判断力,表現力」等を育めます。

今年度の国語修業講では,新教育課程に位置づける習得型,活用型の授業を提案します。学び合いましょう。

 

 

■ 主催 鍛国研(「鍛える国語教室」研究会)/空知ゼミ(代表 柳谷直明) 

■ 日時 2010年1月8日(金)10001645 ■ 受付締切日 20091211日(金)

■ 場所 旭川市ときわ市民ホール(〒0700035旭川市5条通4丁目0166235577 

■ 後援 旭川市教育委員会,深川市教育委員会(予定)

■ 講師 野口芳宏氏(元北海道教育大・函館校教授),大谷和明氏(札幌市立もみじ台南小),柳谷直明氏  (歌志内市立歌志内小),石川晋氏(上士幌町立上士幌中学校),冨樫忠浩氏(岩見沢市立美園小)他。

■ 内容

10001020 国語科新教育課程に位置づける習得型授業と活用型授業の理論提案 柳谷直明

10201105 「基礎的な知識及び技能」を全員に保障する習得型授業提案 3名

11201220 「思考力,判断力,表現力その他の能力」を全員に保障する活用型授業提案 3名

12201310 昼食・休憩

13101340 講座1 活用型授業を国語科年間指導計画にどのように位置づけるか 柳谷直明

13401410 講座2 「伝統的な言語文化」の授業をどのように位置づけるか 冨樫忠浩

14101440 講座3 探究型授業には,習得・活用は必要ないのか 大谷和明

15001545 講座4 活用型授業の小・中連携は可能か 石川晋

15451645 講座5 ここで提案された授業が国語授業を革新し得るか 野口芳宏

 

 

参加費 国語修業講の参加費は5000円(当日受付金額は5500円)です。前日『国語授業の正当技術を学ぶ会』原部剛氏主催)が開催される予定です。両日参加の方は参加費を4500円にします。また,参加者のお子さん(小・中学生)の参加費は無料です。お子さんも一緒に学べる内容です。いずれも,予約の際に,お知らせ下さい

申込方法 メールで予約して下さい。受付締切日(20091211日)までの入金で受付完了です。受付締切日以降の入金は当日受付金額でお願いします。入金確認後,受付番号を送信します。naoir2006@topaz.plala.or.jp

入金先 入金先は「加入者名 柳谷直明/口座番号 02790−7−52128」です。振替用紙の通信欄に次の3つを丁寧にお書き下さい。@お名前A勤務先B最終案内送付先住所(郵便番号,自宅か学校かの明記)

問合先 鍛国研は主義・主張に偏らない国語授業を目指しています。問合せは柳谷へ,メールでお願いします。